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事務局からのお知らせ
受賞団体発表!! 第6回カーボン・オフセット大賞

配信日 2016年11月28日

 低炭素社会の実現に向けて、優れたカーボン・オフセットの取組を行う団体を表彰し、奨励するとともに、具体的な取組事例の紹介を通じて、カーボン・オフセットの意義と取組への理解が社会全体に広く浸透することを目的とした「第6回カーボン・オフセット大賞」が、カーボン・オフセット推進ネットワーク(以下「CO-Net」という。)の主催により、今年度も実施されました。
 平成28年8月15日から10月14日まで取組案件の応募を行い、1次審査を通過した案件を対象に有識者からなる審委員会にて審査を行いました。結果、環境大臣賞(1団体)、経済産業大臣賞(1団体)、農林水産大臣賞(1団体)、優秀賞(3団体)、奨励賞(5団体)、特別賞(1団体)の計12団体が決定しましたのでお知らせいたします。

<環境省報道発表資料>
http://www.env.go.jp/press/103259.html

 受賞団体については、12月9日(金)に東京ビッグサイトで開催されるエコプロ2016にて表彰いたします。
<第6回カーボン・オフセット大賞 表彰式>
 日 時:12月9日(金) 10:20~11:10
 場 所:東京ビッグサイト 東2ホール イベントステージ(2-902)
 


※1次審査通過案件はこちらからご覧いただけます。
第6回受賞団体一覧




受賞団体/案件名受賞内容
環境大臣賞株式会社 スーパーホテルスーパーホテル公式HP予約による宿泊(エコ泊)のカーボン・オフセット
経済産業大臣賞宮古島観光協会
宮古島トライアスロン委員会
スポーツイベントによるカーボン・オフセットの普及
農林水産大臣賞日南町日本初!カーボン・オフセット道の駅
『にちなん日野川の郷』
優秀賞倉敷市倉敷市におけるJ-クレジットの地域内循環の実現
富士フイルム株式会社アスタリフト(化粧品)購入によるカーボン・オフセット
株式会社丸井グループマルイのプライベートブランド
『ラクチンきれいパンプス』によるカーボン・オフセット
奨励賞出雲市出雲市発!J-クレジットを活用した地域活性化
特定非営利活動法人
環境共棲住宅 地球の会
広げよう!深めよう!繋げよう!緑のバトン
「木の家づくり」を通じたカーボン・オフセット運動
東京美装興業株式会社東京美装興業 
「カーボン・オフセット 付き メンテナンスサービス」
第一カッター興業株式会社「ゼロをつくるプロジェクト」
マテリアルバンク株式会社カーボン・オフセットを通じた地域貢献と被災地支援
特別賞特定非営利活動法人
森のライフスタイル研究所
山の日カーボン・オフセットキャンペーン

受賞団体の紹介
こちらからPDF版もご覧いただけます。
環境大臣賞
株式会社スーパーホテル
【スーパーホテル公式HP予約による宿泊(エコ泊)のカーボン・オフセット】
~泊まって、感じる、Lohasなホテルを目指して~

 同社の公式ホームページから予約されたお客様の宿泊を対象に、宿泊1泊当たりの電気・水道使用に伴うCO2排出量を算定し、利用室分のCO2排出量をカーボン・オフセットする取組。このカーボン・オフセット付宿泊サービス「エコ泊」は、2010年3月から全店舗で提供を開始し、今年で6年目を迎える(2016年10月現在、全国115店舗)。本環境貢献型の取組開始当初はCO2排出量の25%のオフセットでしたが、オフセット比率を段階的に更に引き上げ、2014年からは排出量の全量、100%オフセットに拡大して実施。
 2013年度以降は岐阜県や富山県において創出されたJ-VERを活用し、日本国内の森林整備による吸収量増大の取組や温室効果ガス排出削減の取組を応援することにより、地域の活性化にも貢献している。これまでにオフセットに活用したJ-VER総量は17,000 t-CO2以上に及ぶ。
 同社は、2011年に環境省のエコ・ファースト企業の認定を受け、環境への取組を、多様性を拡大させながら実施しており、自社でできることは自ら実践し、顧客を巻き込み、地域や関係会社と連携して取り組む、そうした真摯な行動を、「エコ泊」のカーボン・オフセットの取組においても、削減努力として実践してきた。社内では「自社が排出するCO2に責任を持つ」という基本方針に基づき、水道・光熱の使用量削減や節水型シャワーヘッド、LED照明等の省エネ機器の導入等により、CO2排出量をできる限り削減。宿泊客に対しては、公式HPからの予約時やチェックイン時に、「エコ泊」の利用が地球温暖化対策に貢献していることを伝え、ペーパレスチェックインやアメニティ削減、連泊の際の清掃(シーツカバー等の交換)を行わない「エコひいき」活動の推進、また朝食の際のマイ箸利用の促進といった宿泊者参加型の環境負荷を抑える取組を行っている。
 また、活用するクレジットの創出先において、社員向けのエコツアーを実施。森林管理に関する講義や、伐採現場、木工所などの見学、地域課題解決のためのワークショップなど参加・体験型のプログラムを通して、社会貢献や環境保全に取り組むことの大切さを学び、社員から顧客に向けてカーボン・オフセットの取組が発信できる様、社内教育にも力を入れている。

経済産業大臣賞
宮古島観光協会、宮古島トライアスロン委員会
【スポーツイベントによるカーボン・オフセットの普及】
~選手参加型カーボン・オフセット活動~

 本大会の開催地である宮古島は2008年に『エコランド宮古島宣言』を行い、その翌年には『環境モデル都市』として政府から認定を受けた常夏の島。このような背景がきっかけとなり、同島で開催されるトライアスロン等のイベント参加者の来島に伴い排出されるCO2をカーボン・オフセットすることで、地球温暖化対策への取り組みに乗り出した。
 具体的な取り組み内容は、エコアイランド宮古島マラソン、全日本トライアスロン宮古島大会において、「イベント開催による参加者の移動」、「参加者の島滞在」に伴うCO2総排出量をカーボン・オフセットするというもの。大会参加者のエントリー費用にカーボン・オフセット料を含めるという画期的な企画と盛り込み、イベント参加者のカーボン・オフセットに関する理解と協力が裏付けとなり【参加型カーボン・オフセット】を実施してきた。
地元住民・企業が連携協力して宮古島マラソンにおいて、カーボン・オフセットを実施・運営することにより、温暖化対策の一手段であるカーボン・オフセットという社会貢献活動の開催地である宮古島市内にも広く普及することに寄与した。また、国際的な大会である全日本トライアスロン宮古島大会でカーボン・オフセットを実施することで、スポーツイベントにおけるカーボン・オフセットの積極的なPRを国内外に展開している。
 第28回全日本トライアスロン宮古島大会(2012年)からカーボン・オフセットを導入し、これまで5年間にわたり継続してきた。一方、エコアイランド宮古島マラソン大会は第4回大会(2013年)からカーボン・オフセットを導入し、こちらもこれまで継続してきた。これまでの両大会参加者累計は1万2千人以上に達し、本取組みに関わった地域住民や企業関係者数を加えると、同数以上の参加者がカーボン・オフセットという温暖化対策活動を認知したことになる。
 これまでカーボン・オフセットに活用したクレジットの種類は、国内に流通するJ-クレジット、J-VER、国内クレジットの中でも、削減系のクレジットを中心に全国各地から調達し、これまでのクレジットの総使用量は約2千トンに達する。

農林水産大臣賞
日南町
【日本初!カーボン・オフセット道の駅『にちなん日野川の郷』】
CO2排出量ゼロ!お買い物を通してカーボン・オフセット!

 平成28年4月22日の『アースデー』にオープンした道の駅『にちなん日野川の郷』は、その施設の運営で排出されるCO2全量をカーボン・オフセットする全国初のCO2排出量実質ゼロの環境と生態系に配慮した『道の駅』となっている。さらに道の駅で取り扱う全ての商品(生鮮品、加工品)を対象に、寄付型のオフセット商品として1品1円分のクレジットを付与。使用するクレジットは、地元日南町のFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)認証林から創出されたJ-VERを活用し、道の駅で商品を購入すると日南町に広がる豊かな森林を保全する活動に直接貢献できる仕組みとなっている。この仕組みが今後、全国各地のクレジットを保有する自治体の玄関口となる『道の駅』における優良モデルとして波及拡大することが期待される。
 日南町では、町内森林面積の約57%がFSC認証を受けており、環境と生態系に配慮した持続可能な森林経営および生態系保全に積極的に取り組んでいる。また、『日南町地球温暖化防止実行計画』を自治体として独自に策定し、2030年度においてCO2排出量を2013年度の水準と比較して26%の削減を目指しており、『コンパクトビレッジ構想』で区分された行政ゾーン・医療福祉ゾーン・道の駅を巡回するバスなどの公共交通機関にEV車輌を導入、一方、道の駅では全ての照明器具をLED照明に転換することでCO2の排出削減にも積極的に取り組んでいる。
 道の駅オープン前には、商品の出荷者である地元住民・参加企業にカーボン・オフセットという温暖化対策に係る説明会を数回にわたり開催し、『この取組がわたしたちの暮らしを支える森林を守っていくことにつながる活動ならできる限り協力したい』との賛同を得て、行政だけでなく、地元住民、参加企業の理解・協力によりカーボン・オフセットに取り組んでいる。また、道の駅の店内には消費者に日南町のカーボン・オフセットの取組を伝えるために、値札ラベル、レシート、寄付型オフセット月別累積表示など、視覚的にも分かりやすい『見える化表示』を心掛けている。さらに、道の駅の中に設置された全国のカーボン・オフセット商品を集めた特設コーナーは、全国のカーボン・オフセット商品の普及とその拡大にも貢献している。

優秀賞(3団体)
倉敷市
【倉敷市におけるJ-クレジットの地域内循環の実現】
倉敷市民発!サンサンパワーで地域活性化!!

 倉敷市民(くらしきサンサン倶楽部)によるGHG排出削減分をクレジット化するという「市民参加型」のプロジェクトを展開。これにより創出したクレジットを倉敷市内の企業が活用するスキームを構築し、クレジットの地域内循環による地域の活性化を目指したカーボン・オフセットの取組を平成22年から実施。クレジットの地域循環を実現・展開することで、倉敷市民のGHG削減取組への参加を促し、環境貢献への意識向上と啓発効果の拡大が期待される。今後もカーボン・オフセットを更に発展させ、倉敷地域の低炭素化を推進する。

富士フイルム株式会社
【アスタリフト(化粧品)購入によるカーボン・オフセット】

 環境保全意識が高い女性向けに、カーボン・オフセットによってさり気なく「身近な化粧品を購入することで無理なくCO2 削減に貢献できる」機会を提供し、環境省の推進する「COOL CHOICE」と併せてCO2 削減につながる消費者の行動を支援・促進する取組。日常生活1日分のCO2排出量を消費者に知っていただくため、一商品あたりのカーボン・オフセット量を6kg-CO2に設定。同取組によるCO2削減効果は1年間で杉の木34万本分の植林木によるCO2吸収量に相当し、CO2 削減にしなやかに貢献している。

株式会社丸井グループ
【マルイのプライベートブランド『ラクチンきれいパンプス』によるカーボン・オフセット】

 対象期間中にマルイ店舗やマルイウェブチャネルを通じて消費者が購入したカーボンフットプリントパンプスの足数分のCO2総排出量をカーボン・オフセットするという取組み。クレジットは東日本大震災の被災地、対象のパンプスの生産地であり、阪神淡路大震災の被災地でもある神戸それぞれのクレジットや、開店した博多マルイの地元、福岡県のクレジットを活用。小売業ならではの特性を活かし、多くのステークホルダーにカーボン・オフセットを知ってもらい、社内外の認知度の向上にも積極的に貢献。同社は2009年よりカーボン・オフセット商品を発売して以来、毎年度同オフセット活動を継続している。

奨励賞(5団体)
出雲市
【出雲市発!J-クレジットを活用した地域活性化】

 出雲市では、「神話の國出雲さんさん倶楽部」により創出されたJ-クレジットを出雲市内の地域企業が活用する、地域の産業振興を目指したカーボン・オフセットの取組を2015年度より本格的に実施してきた。クレジット活用による収益は、松枯れや獣害等の影響により荒廃が見られるようになった出雲大社背後の八雲山をはじめとする森林の再生事業に充当している。地方においては、自治体による率先行動が一層重要との認識のもと、企画・提案段階から同市がリーダーシップを取り、関係者を巻き込んだ本取組の更なる拡大を狙っている。

特定非営利活動法人 環境共棲住宅 地球の会
【広げよう!深めよう!繋げよう!緑のバトン「木の家づくり」を通じたカーボン・オフセット運動】

 同会に加盟する全国各地の地域工務店11社と建材会社2社による住宅構造材や建材に係るカーボン・オフセットの取組。同会会員企業が創出したJ-VERを活用。大半の会社が、カーボン・オフセットに関する知識がほとんど無い状態から、地域で実現可能な循環の在り方を模索しながら、自己資金を投入し、トライ&エラーを繰り返しながら、本取組みの実現に辿り着いた。クレジット創出者もその販売量に応じた間伐材を活用した木工グッズをオフセット実施者に還元することで木材資源を中心とした循環の理念を強調。同会の中で創意工夫をしながら、自走で取組の輪を広げることができる体制を整え、更なく拡大を狙っている。

東京美装興業株式会社
【東京美装興業 「カーボン・オフセット 付き メンテナンスサービス」】

 緑地メンテナンスサービスや清掃メンテナンスサービスにおける作業現場へ往復移動、草刈等の作業、枝木等の収集運搬において排出される温室効果ガスの削減に着目して、2010年より「カーボン・オフセット付きメンテナンスサービス」を展開してきた。カーボン・オフセットには、東日本大震災で被災した東北3県で創出されたクレジットを活用することで生態系保全だけでなく、被災地復興支援も兼ねた複合的な取り組みとなっている。本サービスを利用した顧客には、その活動を証明する看板を自ら作成し、敷地内に掲示させてもらうことで、温暖化対策の一手段であるカーボン・オフセットの一般市民への普及啓発にも貢献している。

第一カッター興業株式会社
【「ゼロをつくるプロジェクト」】
カーボン・オフセットを利用して「工事を通じて環境貢献」という新しい付加価値を創出

 環境負荷が大きいというイメージを持たれがちな工事の分野において、関係する多数のステークホルダーとの連携協力により実現したカーボン・オフセットの取組。「はつり工事」「床磨き工事」の2つの施工において建設機械から排出されるCO2を対象にカーボン・オフセット認証を取得。また、ノベルティに関しても、製造、輸送工程において排出されるCO2を対象にカーボン・オフセットを実施。工事の発注者にはオフセット証書を発行することで、当該工事における環境負荷を示すことで環境貢献意識の醸成を図っている。グループ会社でもカーボン・オフセット付サービスを数年前から継続して実施しており、グループを通じてカーボン・オフセットに積極的に取り組んでいる。

マテリアルバンク株式会社
【カーボン・オフセットを通じた地域貢献と被災地支援】
~環境に優しい廃棄物処理の実現!!~

 2015年度の産業廃棄物処理業務に係るCO2排出量全てをカーボン・オフセットすることで、環境配慮という観点から廃棄物処理業界をリードしている。クレジットは地元岡山市で創出されたクレジットと被災地である岩手県で創出されたJ-クレジットを活用している。ほぼ毎日街中で目にする資源収集車に、岡山市独自の「岡山市J-クレジットロゴマーク」を付けて走行することで、地域における環境貢献事業の活性化と廃棄物業界におけるカーボン・オフセットという温暖化対策活動の普及促進を目指している。また、自社の再資源化施設で製造している木質チップの製造過程において排出されるCO2量の実質ゼロという付加価値を付けた、原材料を製紙会社などに供給している。

特別賞(1団体)
特定非営利活動法人 森のライフスタイル研究所
【山の日カーボン・オフセットキャンペーン】
富士山周辺のマイカー規制+カーボン・オフセット
はじめての「山の日」にCO2削減キャンペーン

 静岡県・山梨県を舞台に、今年から祝日となって初の「山の日」に行ったカーボン・オフセットキャンペーン。マイカー規制期間中に富士スバルライン・富士山スカイラインを通行する車輌から排出されるCO2量を算定し、最も登山客が多くなる8月11日から8月15日の5日分を2013年に世界遺産に登録された富士山周辺の地元事業者のCO2排出削減および吸収活動によって創出されたクレジットを活用することでカーボン・オフセットを実施している。カーボン・オフセットの取組みに賛同したNPO法人をはじめ、地元企業、富士山を有する自治体等、様々な立場の参加者が連携・協力し、各者が本取組みに係る情報発信を行ったことで自然愛好家を中心とした一般のカーボン・オフセットの普及に貢献した。


(CO-Net事務局よりお知らせ)
CO-Net事務局では、第6回カーボン・オフセット大賞にご応募いただいた方々に執筆のご協力をお願いし、『第6回カーボン・オフセット大賞 事例集』を作成予定です。
作成した事例集は、CO-Net主催のイベントや環境イベント等で配布等を予定しており、また、事例集のデータファイル(PDF)をCO-Netホームページ上のサイトに掲載させていただく予定です。


第6回カーボン・オフセット大賞に関するお問い合わせ先
カーボン・オフセット推進ネットワーク事務局
担当:入山、松藤、吉田
TEL:03-5776-1223
E-mail: award@carbonoffset-network.jp






CO-Net事務局

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